英単語の数は果てしなく多くて、単語帳を使って暗記してるうちに嫌になってきますよね。
しかも類義語もたくさんあって、どれが正確な意味になるのかわかりません。
そう感じたら、もう英単語の本や単語帳で覚えるのはやめましょう。
非効率です。
効率的に単語をマスターしていくには、単語のイメージで覚えていくこと。
そのイメージとは何か、どうやって覚えるかについて方法を考えてみました。
僕自身も過去にTOEIC対策で得点をあげるために、下で説明する方法がいちばん効果を実感できました。なので英検2級以上の2,000語程度の語彙力は、かるく狙えるはずです。
✔︎ この記事の内容〜目次
英単語を効率的に覚えるには、単語がもつ真のイメージを掴むこと
本質的な意味を知らなければ、これから先もずっとひたすら丸暗記だけの作業をすることになります。
「本質的な意味」とはそれぞれの単語がもつイメージのこと。
英単語の意味は単語帳や辞書をみるといくつか出てきます。
例えば、超簡単なところで『on』という前置詞。
これは当然「〜の上に」という意味です。
でも辞書を引けば他に「〜につけて」や「〜に面して」さらに「〜にかけて」などたくさん出てきます。
でも前置詞『on』のイメージはたったひとつ。
「上に乗っている」
これだけです。
乗られる場所が横を向いてようが下を向いていようが、基本的には何かに触れて接し、圧がかかった状態。
『on』は応用の幅がひろいですが、基本のイメージは一つです。
なぜイメージが大切なのか
結論として、単語の持つ真の意味をイメージできないと会話で使えないからです。
日本語にしろ英語にしろ、似たような意味をもつ単語はたくさんあります。
でも、ある単語が使われるシチュエーションはそれぞれ異なります。
別の記事『覚えられない英単語もジャンジャン記憶できちゃう3つの方法』にも書きましたが、ある外国人が仕事をしていて日本語でこう訊ねました。
「ここに穴を開通していいですか?」
日本人なら「穴を開けてもいいですか?」です。
意味はわかりますが、使い方を間違えたわかりやすい例です。
日本人も英単語を一つの意味だけで暗記していくと、こうした違和感のある言葉を話すようになるわけです。
そこで大切なのはやはり、真の意味をイメージとして捉えておくことです。
どうやってイメージとして覚えるか
様々な方法がありますが、確実なのは英語の会話文をインプット・アウトプットしながら覚えることです。
最強なのはジャーナリング、そして英語の本を読むこと。
ジャーナリングの方法
やり方としては以下のような感じ。
ジャーナリングのやり方
- 1日15分、1トピックについて誰かに話すように英文を書く。
- トピックは、よく会話に出てくるような内容にする。
例えば「自分の仕事」や「趣味」、「家族のこと」や「旅行」の話など。 - 慣れてきたらさらに細分化して、興味のある専門的な内容について書く。
- 終わったらかならずわかりにくいところや正しいかわからないところ、疑問などをアプリ『HiNative』で添削してもらうこと。
- 最後は音読したり、応用してみる。
ポイントは、トピックをどんどん増やしていくことと、かならず添削をしてもらうこと。
ゆくゆくはオンライン英会話などで実践するわけで、これらの作業が実際の会話で生かされます。
英語の本の選び方
本はなんでもいいですが、自分のレベルにあったものであることと、興味があるコンテンツを選ぶこと。
レベルは、TOEICのリーディングスコアがわかる人は、Lexile指数に当てはめて本を選ぶといいと思います。
ただ、レベルが合っていても興味がないと飽きてしまうので、おすすめはラダーシリーズです。
ラダーシリーズはレベルが1〜5まであり、巻末には単語のリストがついています。
コンテンツも豊富で、小説からドキュメンタリーなど様々。
きっと興味のあるものが見つかるはずです。
本のレベルを選ぶときに参考にして欲しいのは、今の英語レベル(語彙力も含む)が少しだけ上のものを選ぶということ。
ケンブリッジ大学の調査によると、98%の単語を知っているものを多読すると学習効果があるとされています。
正確に98%の本を選ぶのはむずかしいのですが、できるだけ自分のレベルより少しだけ高い本を選ぶようにするといいでしょう。
まとめ
- 英単語は真の意味を一つのイメージでとらえる
- イメージできないと会話で使えない
- 覚え方はジャーナリングと英語の本の多読
将来、英語で会話をするときに使える単語として覚えるには『文の中で覚える』のが効率的です。
単語帳にあきたなと感じたら、使って覚える思考に切りかえるといいかもしれませんね。