勝つための正攻法があるように、英単語を覚えるのにもコツがあります。
ちょっとした『コツ』が、怖いほどボキャブラリーを勝手にふやしていってくれます。
「あ〜この丸暗記作業、シンドイ」
そう思っているあなたは、これから説明する3つの方法を試してみてください。
ほぼ永遠に、単語を記憶に定着させることができるはずです。
✔︎ この記事の内容〜目次
英単語を覚えられない理由
あなたも経験ありますよね?
英単語帳を、最初のページから一つづつ覚えていくという苦行。
僕ももちろんやりました。
でもたくさん覚えようとすればするほど覚えられない。
いくら繰り返しても、どうしても覚えられない単語が出てくる。
覚えられない理由は簡単。
忘れる前に繰り返すので、脳を使っていないから。
そしてなにより、どういう場面で使う単語なのかイメージができないから。
なんだかわからない言葉を、なんとなく覚えようとするのって、やっぱり辛いですし意味を感じられないですよね。
英単語を覚える3つの方法
つらい作業にならないために、下記を実践すると実際の会話のときに言葉にスラスラっと出てくるようになります。
単語帳をくりかえしやっていたときには想像もできなかったほど、口から出てくるようになりました。
- 5〜6回くりかえす
- くりかえすタイミングは、忘れたとき
- 文章で復習
たったこれだけです。
詳しくみてみましょう。
1番目のコツ、5〜6回くりかえす
中学生のころ「I my me mine」とか「you your you yours」とかやりましたよね?
これを憶えていない人はほぼいないんじゃないでしょうか。
英語の授業で、一定の日数をあけてくりかえし声に出したりして学んでいるからです。
その回数は、およそ5回から6回。
ほどよいタイミングでくりかえすことが、記憶の定着に上手く働いているわけです。
ではそのタイミングって、どのくらいなんでしょうか?
それは2番目のコツです。
2番目のコツ、くりかえすタイミングは、忘れたとき
記憶に定着しやすい、反復のタイミングとは『忘れるか忘れないか』くらいの時間が経過したときです。
エビングハウスの忘却曲線のように、正確に復習する時間や日数を正確にタイミングをあわせてやれば、思い出せる時間も短くなるかもしれませんが、忙しいとそれほど厳密にできませんよね。
なので、自分が「こないだやったやつ忘れたっぽいから、この辺でやっておくか」くらいでやっておくと効果的です。
ここで大切なのは『忘れたから必死で思い出そうとする』こと。
すぐに辞書を引いてしまうのではなく、脳科学的には、あたまをフル回転させて記憶からひねり出そうと脳に負荷をかけることこそ、記憶定着に効果があるといわれています。
そして、「わけのわからない言葉」を覚えようとする不毛な作業から抜け出すために、次のコツが大切です。
※このあたりのことは、メンタリストDaiGoさんの『科学的に正しい英語勉強法』にくわしく書かれています。
3つ目のコツ、文章で復習
3つ目は、英単語を文章や会話文をとおして覚えること。
日本語でも同じですが、単語それぞれに言葉が意味するイメージがあります。
そのイメージによって、似たような単語があっても『この場面ではこの単語』というのは決まっています。
英単語をひとつの言葉だけで覚えていくと、使いかたを間違えたりしてネイティブはすごく違和感を感じます。
外国人が片言の日本語で話したときに感じる、あの違和感。
例えばこんなことがありました。
あまり日本語が上手でない僕の友人に、ファイリングのための作業をお願いしたときのこと。
彼はこう言いました。
「ここに穴を開通してもいいですか?」
この違和感です。
日本人としては「開通」といわれると、トンネルとかをイメージしますよね。
このイメージが「開通」という単語の『真の意味』です。
最終的な目標は、英語で会話することだったり試験の長文問題に正解するためなはずです。
であれば英単語の使われ方を理解することは重要。
しかも会話文で学習するクセをつけると後にいいこともたくさんありますし、文がスラスラっと口から出てくることは、心地よくてモチベーションアップにもつながります。
また、ここでは詳しく触れませんが、こうした会話文を意識すると熟語を覚えるのも楽になります。
>>英熟語を覚える方法はこちら『【丸暗記はいらない】英熟語が覚えられないなら英英辞典で推測力をみがく』をどうぞ。
「これ、前に出てきたあの単語と訳が似ているな」と感じたら、英英辞書で引くことをおすすめします。
その単語がもつ真の意味が理解できるので。
単語の脳内定着法3つ
- 5〜6回くりかえす
- くりかえすタイミングは、忘れたとき
- 文章で復習
以上、3つの方法を実践すれば、貯金するように単語があたまの中に溜まっていきます。
最終的な目標は、英会話や試験のハイスコアですよね。
だとすれば単語は丸暗記作業ではなく、会話のための学習を心がけると上達は早いとおもいます。
まずは100単語をイメージと一緒に覚えてみてください。
シャドーイングしてみたりすると、以前よりも変わっていることに気づくはずです。