子供の教育 学び 英語学習

いま、なぜ英語を学ぶ必要があるのか。

生きるために必要な英語

いつもは英語の勉強方法などを書いていますが、今日は少しばかりセンシティブな内容になります。
ここで政治問題を語るつもりはないですが、テーマを語る上では必要になるのでサラッと書きます。

なぜ今、英語を習得すべきなのか。

とくに小学生や中学生を持つ親御さんに読んでもらい、子供さんに習得を勧めて欲しいと思います。
内容は至極あたりまえのことかもしれませんが、あえて書きます。

 

人口減少の問題

 

日本はおそらく将来的に今の状態を保てなくなります。
今はわりと平和に日本語だけで問題なく生活できる社会になっています。
それはこの先もずっと続いて平穏かもしれません。
しかし目に見えるかたちで現れている問題に人口減少があります。

内閣府の予測によれば、日本の人口は2048年には1億人を割ってしまう。
小学六年生が40になるころですね。
それでもまだ多いように感じますけど、20歳から70歳までの労働力となる人口はその3分の2程度なので税収も減り、その生産力はかなり小さくなる。

するとどうなるか。
問題は国力の低下です。

※参照(内閣府webサイト『将来推計人口でみる50年後の日本』

 

歴史は動き続ける

 

日本の人口減少に加えて、世界情勢も大きく関わってくるでしょう。
中国の台頭で今後アジアは大きく変わっていきます。もしかしたら今の香港や台湾のような脅威も日本に及んでくるかもしれない。
国力の弱くなった日本を取り込もうとするでしょう。

現に、もうすでに中国企業から金を受け取る政治家もいてIR汚職事件などが起きています。
この動向から予測される結果などをここで詳しく説明しませんが、日本の政治にかなり深く侵食しつつあるわけで、こうした出来事がその変化を象徴しています。

人の心理的傾向として「今の状態はこのまま続く」と考えがちです。
でも、じわりじわりと事は起こっている。歴史は変わっていき、繰り返すものです。

だとすれば、今後日本以外での生活の場を求めて移動できるような能力を持っておいた方がいい。
何かあった時に、自分が住むべき場所を自分で選ぶことができるすべを持っておくことがとても大切です。そのツールとして持つべきは言語習得でしょう。

 

学ぶべき言語は何か

 

もちろん英語でなくてもいいです。ヨーロッパのいずれかでも中国語でもいいでしょう。
でも、できるだけ使っている人口が多い言語の方がいい気がします。

日本では、今のところいちばん習得しやすい環境があるのは英語だと思うので、それをしっかり学んでおくべきかと思います。
英語ができれば文法の似ているその他の言語も習得がしやすくなります。

今の小学生や中学生は、難なく話せるようになっておけば、日本が平和なまま続いたとしても外国人との交流やビジネスには必ず役に立ちますから、損することも絶対ないはずですよね。

それに学校の成績も上がります!

今の小学生や中学生は話せる英語を必ず学ぶべき

 

翻訳機の性能が向上するから勉強しなくていい?

 

よく「AIのおかげで翻訳機の性能が向上しているから、英語を覚える必要がない」という人もいます。
もちろんそれで問題ない場合もあるでしょう。

しかし今回書いてきた内容を考えると、何か問題があって誰かと議論したり、自分のことを細かく説明したりするためには、自分の言葉で伝える必要が必ず出てきます。

街中で道を尋ねたり、レストランで注文するくらいなら翻訳機でも十分ですが、こと問題解決や人との深いつながりを作ろうとするなら、相手と同じ言語でのコミュニケーションが必要になります。
海外に行けばわかりますが、ほとんどの人は翻訳機をいじっているのを待っていてはくれません。そんなにヒマな人はいません。

「AI」というのもまだまだ本当の意味でのAIではありません。
今のPCのようなただの計算機では、まだまだシンギュラリティはきません。
もちろんあと数十年もすればかなりいいところまではいくかもしれませんが、性能だけでなく電源や価格の問題なども出てくるでしょう。
不確定なものに頼るよりも今から確実に備えられるとすれば、自分で英語を学ぶことが手っ取り早いです。

とくに人口減少時代を生きる今の小学生たちには身につけておくべき最低限の能力だと思います。

 

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