資格試験

疲れずに効率よく資格試験に合格する勉強方法たったの2つ。

試験勉強のコツ

たいていの資格試験は、下の2つの状態になっていれば受かります。

1:参考書などで勉強した内容が記憶に定着しているか?
2:定着した記憶一つひとつの意味が理解できているか?

これでほぼ試験は楽勝。
これからこの状態になるための方法を見ていきたいと思います。

 

 

記憶づくりは、ただ繰り返すだけ。

 

まずひとつめの要素から考えていきましょう。

資格試験の参考書などで勉強した内容が記憶としてしっかり定着しているか?というものですが、コツは反復学習しかありません。
やり方はひとつ。
一つのことをおぼえたら、忘れそうになる頃というかあえて忘れるタイミングでもう一度おもいだす。
それをひたすらくり返す。
あとはそれを試験日のスケジュールに落とし込んで計画通りに進めるだけです。

 

なぜ忘れるタイミングでやるか?

 

昔からある漢字練習のような同じことを何行にもわたって書いていく方法は、脳に記憶されません。
それは脳を使ってないから。「この漢字どんなだっけ?」っていうド忘れはよくあると思います。記憶が定着してないんですね。

なので忘れたくらいのタイミングで復習することで記憶に残りやすくなります。
「アレなんだったっけなぁ〜」と頭をひねって思い出そうと努力する『記憶をたどる』時間を作ることが重要。

『エビングハウスの忘却曲線』でいうと1日後には半分以上を忘れています。
なので初めて学習したことはその日を起点に、1日後・3日後・7日後に復習します。
本当は最後に1ヶ月後をいれてもいいのですが、資格試験の場合は時間的に余裕もないので合計4回でインプット・アウトプットできればいいのかなと思います。
復習の時間としては思いだせればいいわけなので短時間で、思い出したらどんどんさきに進めていきます。

その実現にはスケジュールがとても重要になってきます。

 

なぜスケジュールは大切か?

 

反復学習・復習というのは骨の折れるくり返し作業になるわけですけど、はっきりいって疲れますよね。

メンタリスト DaiGoさんの著書『自分を操る 超集中力』という本によれば「アメリカの研究によると現代人は1日のうちに平均70回ほど、物事の選択や決断をして」生活しているそうです。
そしてその選択をするときはいつも脳のパワー(集中力)を消費してしまうのでムダな選択・決断が多ければ多いほど脳は疲れていきます。

『靴下は何色にしようかな?』とか『昼メシなに食べようかな?』なんていうどうでもいいことですら“何かを決める”という行為なので貴重な脳のパワーを消耗しているわけです。

そこで「1日のうちでここだけはこの勉強をしよう」と決めてしまえば無駄な判断力を使わずにそのパワー(集中力)を勉強に使うことができます。
できる人はここをよくわかっているようで、早朝だれにも邪魔されない時間に自分のことを短時間で集中してやってしまうようです。

疲れずに集中して勉強していくためには、毎日の日常においてルーティーン化することです。
習慣化することで脳もからだも疲れにくくなります。
だからスケジュールを作ってしまって、何も考えずにそれをやればいいだけ。
というわけで、スケジュールは疲れにくい状況を作るためには大切なのです。

試験日を逆算すれば『一日にどれくらいやればいいか』というのも明確になるので、余裕をもって試験にのぞむことも可能になります。

 

記憶だけに頼らない試験問題への回答力

 

ふたつ目の要素は『定着した記憶一つひとつの意味が理解できているか?』です。
記憶はできてもそれがなにを意味しているかがわからないと、応用問題は解けません。

そのための選択肢として「スクール」があります。
不明点は先生にきけばすぐに解決できます。
ただ、そこでは一時的に不明点がわかるだけで記憶されるわけではありません。
やはり前述した『記憶のプロセス』を通らなければ身につきません。

『スクールに入らないと独学では不明点が解決できないので合格できない』と思ってる人がいますが、通わなくてもたいていの資格試験は合格できると思ってます。

なぜなら、いまの時代スマホさえあればインターネット上に情報が山ほどあります。
正確な情報を取捨選択できさえすれば、スクールにいかなくても十分学習できます。

独学での資格試験の学習は、ネット上で溢れる情報を選択する能力こそが重要で、この力さえあればもはやスクールはほぼいらないと思います。
(ネット環境がない場合は行ってもいいかもしれませんが…)

 

資格取得のスクールのほとんどが、提供するサービスで重視しているのは一番に(生徒さんたちの)顧客満足度です。
どう満足してもらうかといえば『覚えられた気にさせる』こと。
もちろん試験に受かる人をふやすことも、その後の営業にかかわる大きなファクターですが、すべての人がかならず受かるわけではないので価格にみあった満足度が必要になるわけです。

当然おぼえられたかどうかは本人次第なので、結果に何ら責任はもってくれません。
それなら高額なスクールに通って通学時間とお金をムダにするよりも、参考書と過去問でくり返し自分の記憶に残る学習をすれば確実に合格に近づけます。

 

 

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