小学生のプログラミング授業がはじまりますが、必ずしもパソコンを使ったものではなく、しかも『プログラミング』という科目が増えるわけではありません。
現在ある科目のなかでプログラミングの考えかた、いわゆる論理的思考をとりいれて問題を解決していくようなものになります。
文科省の指導要綱にあるように「プログラマーを養成するわけではない」のですが、おうちで予習をかねてその考えかたを学んでおくほうがスムーズですし、このあとの成績にも少なからず影響します。
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小学生向けプログラミング無料ツールのおすすめする基準とは?
おすすめする基準は、3つあります。
- 単なるゲーム系のツールではないもの
- 学校での学習内容を意識したツールであること
- 無料でできること
理由ですが、ゲーム感覚で楽しめるだけのものなら遊んでいるのと変わらないので学習にはならず、論理的思考も養えないので意味がないです。
プログラミングの延長線上にゲームがあるものだといいと思います。
そして学校での成績もあがって『論理的思考』が育つような効果のあるものが必要です。どうせやるなら成績が上がる方が親としてはありがたいですし。
成績をあげるためには、学校が何を目指して、あるいは目的としているかを知らなければ対策ができません。
どんな目的でプログラミング授業を行うかはこちらの記事『小学生のプログラミング必修化の目的とは?』をどうぞ。
無料で使えるおすすめツールはコレ!
学校での学習にあわせた内容で無料でつかえるツールは次の2つだと思います。
- パソコンなら『SCRATCH(スクラッチ)』
- スマホなら『プログラミングゼミ』
パソコンがあるなら『SCRATCH(スクラッチ)』
すでにかなり有名な『SCRATCH(スクラッチ)』(別タブで開きます)です。
アメリカのマサチューセッツ工科大学で開発されて、いまや各地のプログラミングスクールや一部の小学校でも試験的に授業が行われるときに活用されてます。
おすすめする理由としては、文部科学省も学校教員向けの教材にSCRATCHを使っています。
つまり文部科学省の目的や指導要綱にも則した内容を無料で学べるわけです。
これで予習はバッチリですね。
使い方はこちら『ワイワイプログラミング』のページにある『自分の作品を作ろう』やこちらのSCRATCHの本家サイトのチュートリアルを読めばほとんどできてしまいます。
スクラッチのいいところは直感的にも操作できるところがお手軽でいいです。
しかも実際のプログラムも「命令」の集まりを論理的に正しくつみあげていくものなので、それがビジュアル的にわかりやすくできていて、うちの小3の子もすんなりと理解できていました。
おとながそばにいれば他の教材などがなくてもできますが、SCRATCHの書籍などがあるとスムーズにできます。
本があるメリットとしては親がつきっきりでいなくてもお子さんが一人で学習を進められる点です。
その際におすすめのSCRATCH本はこの本です。
理由はこちら『小学生のプログラミング学習でおすすめの一冊はズバリこの本だけ!!』で書きましたのでご参考までに。
スマホでできる!『プログラミングゼミ』
SCRATCHはパソコンで操作するアプリケーションになりますが、プログラムの作り方が似ていて、かつ操作も簡単でスマホでできる無料のアプリ教材といえばこれです。
小学生低学年向けですが、小学4年生くらいまでがまずいじってみるにはいいと思います。
パソコンがないおうちでもスマホはたいていのご家庭にはあるかと思いますし、無料なのでぜひインストールして使ってみてください。
これもほぼ直感的に使えて、SCRATCHのようなビジュアルでわかりやすいです。
キャラクターも小学生ウケしそうなカワイイものです。
プログラミングゼミ【低学年から使えるプログラミングアプリ】
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プログラミングの塾にいく必要はないこととその理由(興味があったら行ったほうがいいけど)
「子供にプログラミングを本気で学ばせたい」なら通ったほうがいいかもしれませんが、プログラミング必修化といってもプログラマー養成の授業をやるわけではないので、それ専門の塾に行くよりは通常の科目を勉強できる学習塾に通わせたほうがいいです。
もちろん興味があれば別ですが、すべてのお子さんが興味を持つわけではないはずですから。
「論理的思考」は、なかなか塾だけでは学ぶことができないでしょうし、普段の生活のなかにある問題を論理的な考えかたで解決していくことで養われるものだと思いますので。
まとめ
あくまでも『学校のプログラミング授業』を準拠したものを想定してえらぶと上記の2つになります。
パソコンでできる『SCRATCH』と、スマホでシンプルにできる『プログラミングゼミ』、どちらも無料です。
ぜひ試してみてください。