「これまで何度も挫折したけど、もう一度英会話をやりなおしたい」
「本格的に英会話の勉強をはじめたい」
そんなときにどんなことからやるべきか、ちょっと迷いますよね。
いきなりハイレベルでは挫折しそうだし、できれば話せるようになるまで続けたい。
そんな英会話初心者のひと向けの方法をお伝えしたいと思います。
今、純ドメで英語が話せるようになっている人が実践した内容だと思います。
[toc]
まずは目標の設定を!
最終的に、初心者を脱してから「ここまでできるようになった」という目標地点を作りましょう。
ある程度の到達点があれば、ちょっとした頑張りができますし、達成感も得られます。
しかもそのときには、どんどん理解できる楽しさもわかってきて、さらに上を目指している自分に気づいてくるので、まずはそこまで行くための目標を作りましょう。
設定する目標としては「言いたいことがまぁまぁ言える」というところ。
例えば、以下のような感じの目標がいいと思います。
目標の参考ポイント
- 『HiNative』アプリや実際のネイティブに、自分がたずねたい質問を英語でできること
- オンライン英会話で、つっかえたり聞き返したり質問しながらでも、まぁまぁの会話スピードを保って会話ができる
- TOEICで具体的な得点の目標が達成できること
※オンライン英会話は『ネイティブキャンプ』がおすすめ。理由はとにかく毎日、回数無制限で話せること。しかも他のスクールではその都度お金がかかりますが、ここでは何回でも無料です。
7日間は完全無料でカンタンに退会可能なので、体験もおすすめです。
目標は、いったん自分なりの区切りがつけられそうな目標でいいと思います。
そして自分のはじめの目標の軸となるのは、相手の話を聞くことよりも、まずは『自分が話せるようになる』ことが重要です。
『自分が話せるようになる』どういうことか、考えてみましょう。
『聞くこと』よりも『話すこと』からはじめよう
『自分が話せるようになることから始める』のはなぜか。
これには理由があります。
子供の頃から聞き慣れた言語でない英語は、純ドメの僕らにとっては当然聞きとれない音があります。
意識しないと聞きとれない、あるいは意識しても聞きとれない音です。
英語で話すひとの言葉が「わからない」と感じるのは、単語の意味がわからないのもありますが、それよりも単語を聞きとれていないことの影響が大きいです。
完全に聞きとれるのであれば、中学・高校で勉強してきた知識があればそれほど苦労することはないはずです。
これだけ英会話できる人が少ないのは、圧倒的に聞き分けられないことも大きな理由だと思います。
これほどむずかしい「聞く」「聞きとる」という学習ならこの際あとまわしにしてしまって、まずは自分が言いたいことを言えるようになるほうが簡単です。
「話す」ためにやるべき独学の前提とは
英語の勉強って、やりはじめは気合が入っているので長時間やったりしちゃいます。
でも、頭をフルにつかうので実際には自分で感じているより疲れます。
それが無意識であっても疲労につながって、挫折してしまう原因にもなります。
そこで、英会話学習を独学でやり続けるためには前提とするべき、いくつかのポイントがあります。
ポイント
- 自分のレベルにあった教材をえらぶ
- 短い時間を一日のうちに小分けにして学ぶ
- かならず声に出す練習をする
続けるために大切なのは「むずかしい」と感じない内容で勉強すること。
自分が理解できるくらいの内容でないと、やっぱり疲れます。
読めるんだけど時間がかかるとか、調べればすぐわかるレベルでないと、独学で続けるのはけっこう大変ですよね。
なので、事前に自分のレベルを把握しましょう。
やり方はこのあとに書いています。
そして長時間やらないこと。一日にいくつかに分けて学ぶのがおすすめ。
前にやったことを忘れるか忘れないかくらいで繰り返すのが、記憶に結びつきやすいのです。
メンタリストDaiGoさんが『科学的に正しい英語勉強法』のなかで言ってます。
声に出す練習も重要です。
小学生のころ、やたらと漢字練習するのにノートに書きまくりましたよね。
そうして覚えた漢字って、意外とわすれないものです。
これには理由があって、脳科学的にいうところの運動性記憶になります。
声に出すことは、この運動性記憶がはたらきます。
体のどんな場所でも、その筋肉を動かすことで脳が刺激され、記憶が定着しやすくなります。
だからといって英単語でこれをやっても時間のムダになるのでやめましょう。
英会話を独学でやり切るための方法
それではやり方を説明します。
といってもそれほどたいした内容でもないので、気楽に実践してみてください。
独学方法のポイント
- レベルを確認する(簡易テストで今すぐできる)
- レベルにあった教材を選ぶ
- シンプルな方法を繰り返す
- 単語ではなく文全体の意味を理解する
- とにかく声にだして話す
これらを、以下で説明していきますね。
レベルにあった教材を選ぶ
まずはレベルチェックです。
下記のサイトでテストしてみてください。
簡易テストですが、けっこうアテになる結果を得られます。
僕はほぼほぼTOEICの結果と同じになります。
レベルチェック用の簡易テスト
いずれもわずかな問題数ですが、ほぼ正確に自分のレベルがわかります。
両方ともやってみると、おそらく同じ結果になるでしょう。
次に、レベルがわかったら教材を選びます。
つい「今より少しはできるようになるから、上のレベルを・・・」なんてことをすると、挫折の道がまってます。
決して焦らず、自分のレベルに合う内容で時間をかけてじっくり取り組めるものを選びましょう。
初心者のひとはおそらく上の簡易テストで、『A1』か『A2』くらいのレベルになるかと思いますので、おすすめとしては『基礎英語3』あたりでしょうか。
高校英語レベルなら『ラジオ英会話』でもいいかもしれません。
NHKのラジオ英語講座は聞きのがしてしまっても、スマホアプリで好きなときに何度でも聴けるのでおすすめです。
また、「話す」練習には『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(CDなしバージョン)』もおすすめ。
英語を話すというのは、頭で言いたい日本語を英語に訳して話すわけです。とはいえ会話なので瞬間的にそれをやらなければならないので、常にスピードを意識した練習は大切です。
なので瞬発力という意味ではラジオ英語講座の『英会話タイムトライアル』もおすすめです。
らじるらじる
NHK (Japan Broadcasting Corporation)無料posted withアプリーチ
英語講座
NHK (Japan Broadcasting Corporation)無料posted withアプリーチ
シンプルなやり方が最良の学習方法
英会話学習はシンプルなほどいいです。
理由は、勉強にどうしてもつきまといがちな『苦痛』とか『義務感』を減らしてくれます。
いろいろやろうとするとどうしても「方法論の追求」をしてしまって、本質的な学習にならないことが多いです。
やり方を考える時間があるなら、英文をたくさん読んだり聞いたりする時間に使ったほうがいいですよね。
単語ではなく文章全体に意識を向ける
よくあるのが『語彙力』というパワーを妄信すること。
「語彙力があればなんでも話せるのになぁ」というひと、いまだにけっこういます。
でも、単語の意味を知っていても使い方を知らないと、もれなく意味不明なことを口走るひとになります。
たとえばわかりやすいところで言うと、外国人の芸能人でボビーさんがいますよね。変な日本語を(わざと下手に話してウケ狙いで)使ってます。
語彙力があっても、真の意味を理解しないと、文法的には正しい英文にはなっても、意味的におかしな内容で伝わってしまったりします。
するとボビーさんのような、おかしな英語になります。
どんなシチュエーションで使うべき単語なのかという、本質的な単語の意味を理解することがとても大切。
だから単語は単語帳で一つづつおぼえるのではなく、文全体でおぼえていくほうが効率的です。
もちろんボキャブラリーが多いに越したことはないですが、語彙力があるからちゃんと伝わる英語が話せるかというと、そうでもないということです。
単語は文章のなかで使って、意味を覚えていきましょう。
とにかく声にだして話す
先にもあげた運動性記憶ですが、英語を口から発話するときもアゴの筋肉を使うことで、運動性記憶の効果が得られます。
また、自分の発した「音」もとても重要です。
聞いたことも言ったこともない言葉というのは、英語にかぎらず日本語でも知らなかったりしますよね。
まずは自分で発音してみること。そして正確な発音は『Google翻訳』アプリでもチェックできるので、そうしたツールをフル活用すれば独学でも十分な英会話学習ができます。
ということで、上記のポイントを押さえつつ、シンプルで楽しい英会話の独学を自分なりに工夫しながら楽しんでいきましょう。
きっと一年後、二年後にはまったく違う世界が見えてくるはずです!