いくら文法を理解していても、聞き取れないと相手の言ってることがわからずコミュニケーションはとれません。
オンラインスクールなどで英会話をはじめたいと思っても、これができないと学習効果は期待できません。
そこで初心者の方向けに、英語を聞き取れるようになる方法を紹介します。
短期間で聞き取る耳をつくってから英会話スクールに通いましょう!
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短期間で英語が聞き取れるようになる方法
練習の方法は、ディクテーション(Dictation)です。
やり方は簡単。注意すべき点だけ気をつければ2週間もあればどんどん聞き取れるようになるはずです。
ディクテーションのやり方
方法は簡単です。
まずは音声と、その内容が記されたテキストなどを用意して下記の5つのステップをおこないます。
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1一旦通しで聴く
何もせずにまずは一回、全体をしっかりとていねいに聞いていきましょう。
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2聞いた内容を英語で書き出していく
全体を書けるまで、5、6回ほど途中で音声を止めたりしながら書いていきます。
映画などを素材に選んだ場合は、3分とか5分くらいの細切れにして『字幕なし』でやります。
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3テキストなどに書かれた内容と照らし合わせて、答え合わせする
間違った部分を抽出しておきます。
映画などは『字幕(英語)』にして確認します。
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4聞き取れなかった、あるいは間違っていた単語などをあらためて音声で確認する
聞き取りできなかったところや間違って書いていた部分は、自分にとってある意味”クセ”のような弱みでもあるので、徹底的に潰していくといいです。
練習で気をつける点
ディクテーションの注意ポイント
- あまり長い内容のものは疲れてしまうので避ける。
- 映画などは長いので、日にちを分けたり、1日のうちでも何度かに分ける
- 聞き取り練習のための素材は、同じカテゴリーを選ぶ
- 教材は、自分のレベルに見合ったもので長く続けられるものを選ぶ
はじめのうちは慣れないと、なかなか疲れる作業です。
この後のおすすめ教材のところでも紹介しますが、短くて聞き取りやすい素材を選ぶのがおすすめです。
また、映画などを字幕付きで教材にしてもいいですが、その場合は細切れにしてやっていくと、疲れずに「つづきを観る」といった感じで続けやすいと思います。
素材えらびは、できるだけ同じカテゴリーをえらびましょう。
ニュースならニュース、ホームコメディならホームコメディなど、それぞれにつかわれる言葉の特徴やクセがあります。
くりかえし使われる頻度がたかいものほど記憶に定着しやすいので、「日常会話を学びたい」ということであればホームコメディなどがおすすめですし、ビジネスで話をするネタが欲しいということであればニュースなどでいいと思います。
自分の学びたいカテゴリーを選ぶといいと思います。
聞き取れる耳をつくるおすすめ教材
練習なので、とにかく難しくなく聞き取りやすいものを選ぶことが、長く続けられるコツです。
なので「なんか難しいなぁ」と感じたら、その教材はすぐやめてしまいましょう。
大切なのは、楽しみながらできる素材で練習することが、効果を高めてくれるし長続きする秘訣だと思います。
音声を聞く
かならず確認できるスクリプト(台本)が付いているものを選んでください。
でないと答え合わせができません。
書籍であればCD付きのもので、短いskit(寸劇)のものがいいでしょう。
この教材は、実際の会話の場面で使える会話内容が、手ごろな長さのスキットで区切られていて、しかも『文を前から訳す』という構成になっているので、どんなレベルの人にもおすすめです。
本の前から少しづつレベルが上がっていくので、くりかえし楽しく使えます。
他には、書店などで自分のレベルに見合ったものを探すといいでしょう。
NHKラジオ英会話なども、適度なコンテンツの長さと幅広いレベルをあつかっているのでおすすめです。
今ではWebサイトで音声を聴きながらできるので、テキストを購入してスマホさえあればいつでも練習できます。
kindleアプリは無料なので、電子書籍で購入すれば書店よりも安くてかさばりませんし、そうなるともはやスマホだけで学習できてしまいます。
様々なジャンルの動画を観られる環境を手にいれる
動画の配信サービス、いわゆるVODで子供向けから大人向けのドラマや映画でディクテーションするなら、下記の2つがおすすめです。
おすすめ理由としては幅広い動画のカテゴリーと料金の安さです。
なかでも「amazon prime」は、配送料無料や「prime music」「prime reading」などで音楽や書籍なども一部読み放題で月額¥500という格安価格なので、むしろ入らないともったいないです。
海外の子供向け番組などを英語字幕で練習すると、かなり耳が鍛えられることでしょう。
おすすめのVODサービス
これらを駆使すれば、英語のリスニングはほぼ問題ないくらいに鍛えられます。
あとは楽しみながらどんどん聞き込みましょう!
短期間で英単語を聞き分けられるようになります。