英会話は独学でもかなり話せるようになります。
しかも無料でお金をかけずに。
もちろん実践的な練習は必要ですが、それもある程度独学でレベルを上げてからで十分。
むしろ挨拶くらいしかできないうちから英会話スクールに通うのも、お金がもったいないです。
それでは無料で英会話をマスターする独学の方法をみてみましょう。
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英会話はたった二つの行為だけ
まず、独学するうえで何をすべきか?
それは二つのことを繰り返し練習してマスターします。
英語でも日本語でも、会話はキャッチボールするのと同じ。
自分が思ったことを伝え、いわれたことを理解する。
これで英会話が成立するわけですよね。
ただ、日本人にとって耳がなれない英語の場合、まずは言いたいことを英語にして『話す』ということに重点を置いて学習し、そのあとに『聴く』という、英語でいわれたことを理解する段階的な学習の流れがおすすめです。
つまりリスニングはスピーキングよりも難しいので、徹底的に言いたいことを考えて伝えるスピーキングを声にだして練習し、同時にたくさん音声を聞いて『英語の耳』を内と外から刺激を受けて作っていくのが効果的。
ポイント
- 考える→話す
- 聴く→理解する
まずは『日本語から英語にして話す』ための独学の方法
英語を『話す』には「自分が話したい日本語を英語にして話す」わけですが、英会話ではこれを瞬間的にやらなければなりません。
もたもたしてると一般の人は英会話学校の先生ではないので、ゆっくり待っていてはくれません。
そこで、いかに早く返事ができるかが重要なのですが、もう訓練していくしかありません。
それに最適な練習教材があります。
NHKのラジオ英語講座の『英会話タイムトライアル』です。
身近なシチュエーションを想定した内容で、実際に使えるフレーズばかりです。
テキストがあれば便利ですが、僕はこれをテキストなしで聴きつづけています。
そしてとにかくメモします。
それを、あとでつっかえることなく何度も繰り返し言ってみて、徹底的に耳と頭に叩き込みます。
毎週、月曜日から金曜日までの5日間で、週が進むにつれて応用問題が出題されたりしてとても楽しいです。
しかも時間が10分なので苦にならずにつづけられます。
リアルタイムで聴くときは、スマホアプリの『NHKラジオらじるらじる』というNHKのアプリがあります。1日に4回も放送があるので好きな時間で聴くことができます。
スマホは録音機能もあるので便利。
もし「何度も聴きたい」ということであれば、NHKの語学アプリ『NHKゴガク 語学講座』を使えば、1週間前の放送を翌週7日間のうちに何度でも聴くことができるのでおすすめです。
NHKラジオ らじる★らじる ラジオ第1・ラジオ第2・NHK-FM【無料ラジオアプリ】
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この方法に限らず、続けるためのポイントとしては『覚える』ということを前提にすると疲れてしまうので、とにかく『話す』ということに集中すると楽です。
「覚えよう」とすると、つい机にすわってペンを持って・・・みたいに肩に力がはいるけど、いつでもどこでも「これを誰かに説明するときはなんて言うんだろう」とか、生活しているちょっとしたスキマ時間で考えるだけでも勉強になります。
メモはそのときでなくても、覚えていれば書けるときに書けばいいです。
とにかく『メモる』『声に出す』『英語→日本語を行ったりきたりする』をつづけていると、自然と英語で考えようとするクセがついてきます。
英語を考えたあとは、かならず正しい文になっているかはチェックしましょう。
メモをとるときはかならず。
時間がなければ『Google翻訳』でもいいですし、『HiNative』ならネイティブに添削してもらったり質問もできます。
Google 翻訳
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HiNative(ハイネイティブ)-英語学習のおともに
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話すことができるようになったら『英語を聞いて理解する』ための独学
とにかくたくさん聴くことです。
そして瞬間的に理解できるように、文を前から訳していくクセをつける。
それを練習するためのおすすめは、やはりNHKの「ラジオ英会話」です。
前述のように、教材がなくてもいつでも音声を聴ける環境はありますし「ラジオ英会話」は中学・高校で英語を学んできた人(たとえ真面目でなくても)であれば、くりかえし聴けば理解できる内容です。
実用的な日常会話が多くて、よく使うフレーズや必須の単語が確実に身につきます。
この学習を実践するうえで重要なポイントは、
重要ポイント
- ただ聴くだけでなく、とにかくメモる
メモるほど、音と単語が一致してくる - 文が正しいかを『Google翻訳』アプリでチェック
- わからなければ『HiNative』で質問する
理解できるレベルの英語を、とにかくたくさん聴いてどんどん前から訳す。
これを数をこなしていくことで、きっと独学の成果が実際の英会話に反映されるはずです。
英会話を独学するうえで大切なのは『メモる』こと
「話す」にしても「聴く」にしても、いずれの練習方法も”とにかくメモる”ことが大切なポイント。
運動性記憶は「話す」ことと「書く」行為によって定着記憶になりやすく、脳科学的にもただしい勉強の方法なのです。
また、メモはあとで見返せるくらい、ある程度ていねいに整理されているとなおさらいい。
どんなに英語が上手い人でも、人間なので忘れます。
でも英語上級者ほど、メモ魔だったり自分なりの勉強方法を見つけて、愚直にひたすらやり続けています。
だから蓄積され、英会話ができるようになるわけです。
「自分はいくらやっても上達しない」という人は、その時点で思考停止してしまい、他のことでもうまくいかなくなります。
まずは単純なことを短時間でも毎日、かならず続ければ、英会話を独学で、しかもお金をかけずにマスターできるはずです。
英語の学習方法はたくさんあります。
でも実際は単純な練習をいかに多くこなしていくか。
時間をどれだけそこに費やすかで成果は変わってくるので、ここで挙げた無料の方法で、がんばって独学で英会話をマスターしちゃいましょう。