「いろいろ試したけど、英語の勉強が続けられない」とか、
「毎日やるつもりが、気づいたらもう何日もやってなかった」とかありますよね。
「英語の勉強をがんばろう」と、はじめたときの気持ちはすごく勢いがあったのに意識的なのか無意識なのか、いつの間にかやめてしまっていた。
そんな自分に嫌悪感を感じてしまったりもします。
そういうあなたはすごく真面目です。
でも人間ですから仕方ないです。
ただ、人間だからこそカラダの機能を考えて勉強に活用すると、続けられなかったことが続けられるようになります。
それはドーパミンの活用。
✔︎ この記事の内容〜目次
英語学習にも影響する脳内物質『ドーパミン』とは
ドーパミンは、よく『幸福ホルモン』とか『快楽物質』いわれる脳内物質です。
脳内で分泌されるこのドーパミンは、意欲や集中力、記憶力までも高めてくれます。
自分が好きでやっていること、たとえば趣味でやっている「〇〇を集める」ことや「サーフィン」、「DIY」などなど、内容は違えど人それぞれワクワクするものがありますよね。
これらはいつも一区切りついたときに達成感を味わえますよね。
その達成感が快楽物質であるドーパミンを分泌させます。
この快感こそが、次の行動へと向かわせるわけです。
「好きこそものの上手なれ」というのはたぶん、このドーパミン分泌が集中力や記憶力を高めて効率的に上手にさせてくれているんだと思います。
なぜドーパミンを利用するの?
前述したとおり、効率的に学習効果を得ることができることと、『習慣づける』ということにおいては効果を得やすいからです。
ドーパミンが分泌されることで、「達成すると気持ちいい。気持ちいいからまたやりたくなる」という状態を無意識的につくりやすくなります。
英語に限らず語学学習はやはり続けることで効果が得られます。
「英語学習が楽しくてたまらない」という特殊なひとをのぞいて、僕も含め「ちょっとツライよね、英語学習」ってひとの方が多いはず。
それなら「ワクワクする」「ここまでやったら楽しかった」という心の状態があれば、きっとツライ英語学習も続けられるようになるはずです。
そのためにドーパミンを意識してみるのも、一つの学習方法だと思います。
どうやってドーパミンを出すの?
ドーパミンの分泌は脳内で起こります。
小難しいはなしなので、ここの部分は読み飛ばしてもいいです。
中脳の腹側被蓋部にあるA10という神経核で作られます。
そこから2つの経路、「大脳辺縁系」と「中脳皮質系」を経て、シナプスから放出されます。
それにより、前頭葉(情報処理・集中力など)と側頭葉(記憶力・学習能力)に影響を与えます。
と、読み飛ばしはここまで。
つまり、簡単にいうと脳内で集中力などをつかさどる前頭葉と記憶力に関わる側頭葉という脳の一部に作用するということです。
で、どうやって分泌されるかといえば、大きく2つ。
分泌ポイント
- 満たされるとわかったとき
- 欲求が満たされたとき
つまり「これが完成したら、きっと最高だぜ!」「ごほうびが待ってるわ!」という状態と、「やった!できた!すばらしい!」「わぁ〜なんてステキなの!」という状態の2つ。
そのときには記憶力や集中力も高まっているので、次の行動でさらにそれらが発揮されるわけです。
ドーパミンを活用した学習方法
いよいよそれを活用した学習です。
ドーパミンを分泌させて効率を高める学習方法は、次の2つを実行することです。
ポイント
- 小さい目標をたくさん立てる
- 一つ達成したら、達成感を存分にあじわうか自分にご褒美を与える
小さい達成目標をいくつもつくり、達成感をしっかり味わうことが大切。
僕はNHKのラジオ英語講座『英会話タイムトライアル』を一日のうちのどこかでかならず聴くことにしています。
たった10分間ですが脳にいい刺激になります。1週間続けることで、ものすごく達成感があります。
内容は簡単ですが、「英語の学習を続けてると楽しい!」という感覚が習慣となって、モチベーション維持につながっています。
そして『目標達成』をしたらかならず自分へのご褒美も用意しましょう。
僕は1週間ごとの目標達成後には、趣味のサーフィンや釣り、キャンプなどなど好きなことで一日遊びます。
「ふつうみんな週一くらい遊ぶよね?」と思うかもしれません。
でも僕は、もしできなかったらやらないことにしています。
それこそストレスになるので、決めた目標はやるようにしています。
するとやはり遊べたときの「気持ちよさ」は違うものになります。
また一年がんばったあとは、大きな買い物をします。
これはかなりドーパミンが出まくる気がするのでおすすめです。
ただし、かならず一年間目標を達成すること。でないとただの買い物になって、ドーパミン効果は薄れるかと思います。
とにかく、「何によって快楽を得られたか」を自分で意識できるようにしましょう。
それが目標設定するのにも役立ちます。
注意すべきポイント
気をつけるべき点として、人間の脳はマルチタスクではないので「ながら勉強」は絶対しないこと。
「ながら〜」をすると、その間に脳はどちらかのことに意識を向ける『なにかを選択するスイッチ』を何度も切り替えています。
そのため集中力も落ちてしまいがち。
また、人間の脳は一日に消費できる能力の量はだいたい決まっていて、メンタリストDaiGoさんの本によれば「ウィルパワー」といって、上記のような選択することを何度もくり返すことで消費されていき、脳が疲れてしまいます。
脳が疲れるということはつまりストレスですし、集中力も意欲もなくなります。
短い時間でも一つのことに集中した方が効率的なのです。
まずは、「小さな目標設定」を達成して、「気持ちいい!」という感覚を味わいましょう。
気づいた頃にはあなたは英語をしゃべりまくってるはずです!
※目標設定するという意味では『【PROGRIT】』がおすすめ。
あなたの目標に合わせたカリキュラムを作ってくれます。