「英語を勉強してるけど、やっぱり文法力がイマイチ」なんていう壁にぶつかって悩んだりします。
いつの間にか途中であきらめてしまったり。それでも時間がたつと「やっぱりもう一度しっかり文法から効率よく英語の勉強したい」という熱がわき起こるのも語学学習の特徴ですね。
とくに新しい年を迎えたお正月のあととか。
そこで今回はそんなあなたに、完璧ではない文法力を効率よく補強して、英会話できるようになる英文法力アップのための参考書を紹介したいと思います。
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挫折しがちな大人の文法学習のためのまえおき
その前に、挫折しないためのコツがいくつかあります。
挫折を防ぐコツ
- 一朝一夕では身につかないので根気よく続ける覚悟はしておく
- つまらないと感じたら、その時は一旦やめる
- 一回の学習時間はみじかく、一日のうちで小分けする
とくに文法学習は、小難しい用語がでてきたりするのでつまらなくなりがち。
英語を母国語としない純ドメである僕らは、ある程度の文法用語の知識というのはより深く学ぶうえでかならず必要なので、それでも楽しく学習するために上記の3つを意識すると、自然と続けられると思います。
※純ドメ・・・生まれた国で育ち、海外活動経験がない人。純粋ドメスティック。
そうしたことをふまえて、効率よく大人が文法学習できる書籍を3つ挙げてみました。
大人のための文法学習の参考書3選
ある意味定番といえる参考書・テキストです。
しかし活用のしかたでは爆速で効果を体感できるので、持っていない人にはぜひ活用してほしいです。
おすすめ1
苦手な人も多い「時制」や助動詞、代名詞の使い方、そして中学・高校で教えられてきた間違って認識している用法や単語なども、この本で学習することができます。
ボリュームはかなりありますが、この本のなかには実際に使える英文がありますので、安心して学習できます。
とにかくわからかったところや「なるほど!」と思ったところをどんどんメモして、スラスラ口から出るようになるまで声に出すことで、本物の英語の文が記憶として蓄積されます。
しっかり学習できている実感が得られるはずですので、ぜひ試してみてください。
「中学英語もちょっとむずかしい」と思う人は、まずこちら『Essential Grammar in Use Supplementary Exercises: Authentic Examination Papers from Cambridge English Language Assessment』からはじめることをおすすめします。
前者と同じように、とにかく「声にだして読みあげる」ことが運動性記憶を刺激して記憶定着をうながすので、語学学習では大切です。
おすすめ2
NHKの英語講座「ラジオ英会話」の講師でもある大西先生の英文法書です。
「文法書」というと小難しく感じますが真逆で、とにかくわかりやすい内容です。
しかもこの本のいいところは、「話すための文法書」を謳っているだけあって、ネイティブスピーカーがそれぞれの文法用法や単語、イディオムをどのようにイメージして使っているかを、イラスト付きで説明してくれています。
これを「おすすめ1」の『English Grammar in Use Book with Answers: A Self-study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English』などと併用すると、これまでむずかしく感じていたことも「なんだ、こういうことだったのか」とスッキリ理解できていくはずです。
おすすめ3
「丸暗記しない」をテーマとして、本質的な単語や文法の理解のしかたをわかりやすく解説してくれる文法について書かれた書籍です。
応用的な部分もあるので復習としても最適ですし、あるいは大人がふたたび英文法学習に取り組むまえに一読しておくと、より理解が深まると思います。
有名講師の蓄積された経験に基づいて抽出された内容だけに、僕らがわかりにくかったところを理解しやすくかみ砕いて説明してくれます。
読後に「どういう使い方だっけ?」ということがでてきても、辞書的に再確認できて便利です。
とにかく「丸暗記しない」で覚えるという本質を理解する考え方は、単語学習にも応用できるので重要だと思います。
※英単語学習についてはこちらの記事『覚えられない英単語は語源でイメージをつかむ』をご覧ください。
冒頭に紹介した挫折しない英文法学習のポイントを意識しながら、まずは誰かと話しているつもりで英語を声にだしながら学ぶと、スラスラと頭に入ってきます。
気づけば英文法もしっかり身についていると思いますので、楽しく頑張っていきましょう!